• 竹槍

こんなところでバーナム効果の恩恵にあずかるとはな

ホリエモンがなんかのコラムで

「昔から物欲(所有欲)がぜんぜんない」

とか書いていて、うちの社長の口癖がかぶった。

いや既に色々持ってる人がそれ言ってもね?

というのが滑稽で印象に残ったのか、

このセリフを言いたがる人が結構多いことが思い出される。

母親に妹に、それからいつかテレビで見た、弱冠二十歳の若女将。

きっとそれだけではない、どこで聞いたか、誰だったか

思い出せないような小さな会話でも

「物欲がない」をわざわざ自称して押し出す人には

そこかしこで出会っていて、

なんかみんなこれ言いたがるな?と思った次第である。


まあどことなくカッコイイよね。

あれやこれや欲しい!と物に拘っている人と比べたらどことなくカッコイイ。

カッコイイから言ってる人も何割か居るのではないか。


ただし、日本に住んで平均以上の所得があれば、衣食住に困ることはまずない。

自称「物欲がない」人だって、

ある程度の地位になれば世間体のために必要以上に高級な服や車を買うだろうし、

住処も水洗トイレすらないボロ家では嫌だろう。

あれ?持ってるやん?と言ったら、

本人たちにとって「それは必要だから」ということになるのだろうな。


本当に物欲がないっていうのは

あばら家に住んでボロを着て暑さも寒さも防げず

食べるものもろくになくても幸せに暮らせることだ、

と思っている[竹槍]は、自分には平均的な物欲があると思っている。

例えば今は仕事で使えるスペックの良いノーパソがほしい。

30歳になったばかりの頃はそろそろ年甲斐のある格好をしようと思って、

落ち着いたデザインの服や靴がほしかった。

けど言いようによっちゃ

仕事で使うパソコンのスペックは業務効率化のためにはある程度必要だし、

服や靴も自分の趣味(もあるが)というよりかは、

みっともないと思われないために、横を歩く人に恥をかかせないために、必要だ。

こう考えると「物欲」なんてはじめからないのではないか。

あるのは快適性だとかメンツを保つことだとか

そういった機能への欲求であって、

物を所有することへの欲求などはじめからないのではないか。

パソコンは好きなように使い倒せるのなら会社の持ち物でも良いし、

服や靴も、コスパさえ釣り合えばレンタルだったとしてもかまわない。


物欲という言葉が厳密に当てはまるとすると、

一切役に立たないものだったとしても所有権を持っていたい、

そういうコレクター的な欲求になるのだろう。

これを持ってる人も少なからず居るが

割合で言えば持ってない人が圧倒的多数ではないか。

そう思うと「物欲ないんだよね~」と言って

飄々とした雰囲気を演出するのはお手軽である。

狭義の物欲なんかだいたいみんな無い、

ということにだいたいみんな気づいていない。

どうだろう?

これよく考えたら

「バス乗ったことあるんだよね」

くらいリアクションに困るやつじゃないか。


広義の「物欲」が快適性への欲求、

更には生存への欲求も含んでくることを考えると

「物欲」とはまあふんわりした言葉である。


ところでタイトル、

検索フォームに「こんなところ」まで打つと

「こんなところでテクノロジーの恩恵にあずかるとはな」

というセリフが候補に現れ、何故か盛大に笑ってしまったので拝借。

なんだろうな?このセリフなにがこんなに面白いんだろうな?

出典は安定の彼岸島か…彼岸島本当にこういうの得意だな?

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