• 竹槍

担子菌門と節足動物門は空想が捗る

最終更新: 2020年12月4日

MSGSを弄ってると、プログラムチェンジを

表示されてる通りの楽器の音色として捉えるのはもはや難しく、

むしろ国や時代やなんなら宇宙を異にする何らかの楽器が

偶然同じ名前になっちゃっただけだ

ぐらいに思ったほうがしっくり来ることがある。


そういう、知らない楽器、もっと言うと


誰も知っているはずのない楽器


の音色を使うときはよく、そのトラックを奏でる楽器生物を空想する。


例えばベースを奏でるのこぎり波みたいなやつは、

大男が屈んだほどもある巨大な虫コブで、

その容姿に違わぬ重低音を響かせることができる。

中の無数の住人たちでひとつの意思を共有しており、

彼ら一匹一匹がノードとなって情報伝達を行うために

無駄に中継地点ばかりあって伝達は非常に遅い。

だから一度出した音を止めたり変えたりするのに時間がかかり、

16分音符なんかとても演奏できない。


装飾音符的なトラックを奏でるサイン波みたいなやつは逆で、

群生するカワラタケに似た腐朽菌に見えるが

実はそれらは発声器官の一部にすぎず、

大抵は腐朽材のそばに本体が半分埋まる形で座っている。

発声器官を高度に制御できるので素早い演奏や音数の多い和音が得意な反面、

ひとつひとつの発声器官は小さくて貧弱なので低音やロングトーンや大音量が出せない。


こんな空想をしながら曲を書くと、ダサいノーツを並べたときには

「はあ?そんなの歌わされるのかよ?」と、

無理のある構成にしてしまったときには

「歌いにくいわこれ」と、

突っ込んでくれる気がするし、

彼らが満足するようなノーツを置いてあげようと思えてきて、

調子が悪くてもあまり苦にならないものである。


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