• 竹槍

株式価格の決定 ③

最終更新: 2月21日

価格決定の方法には板寄せ方式ザラバ方式の二種があり、

寄付き前引け後場寄り大引け

では板寄せ方式、それ以外のときはザラバ方式を使う。

とはいえ、約定には方式を問わず

安い売り・高い買いから(価格優先の原則)

約定させるというルールがあり、

基本的にはどちらの方式でもやることは同じである。


このために①で書いた「指値」というのも

価格をズバリ指定した注文ではなく、価格の限度を示す注文とみなされる。

そうすると売主の指値と買主の指値がピッタリ一致しなくても約定させることができ、

ここで価格優先の原則が活きてくる。


それぞれどのような方式か下に書いていくが、

具体的な方法については正直、

ここよりも見やすく記載したサイトがいくらでもあるので

そっちを見たほうが良いだろう。

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/stock/rule/agreed.html

https://www.okasan-online.co.jp/jp/stock/beginner/study01-02.html

https://woman.mynavi.jp/lifesupport/kabu/it-determines-how-the-stock-price/



板寄せ方式約定した場合:

夜のあいだに下のような注文が溜まっていたとする。


売り注文数 価格 買い注文数

成行(買) 2

8 10 1

10 9 3

8 8 6

7 7 8

5 6 8

3 成行(売)


成行」、というのはいくらでも良いから売り・買いたい、という注文だとみなされ、

売りなら一番安い売値、買いなら一番高い買値に設定される。


売り注文数 価格 買い注文数

成行(買)

8 10 3

10 9 3

8 8 6

7 7 8

8 6 8

成行(売)


ここから、需給のバランスの取れた価格を算出し、始値として発表しなければならない。

バランスの取れた価格、とは、最も多くの注文を約定できる価格、と考えられている。


仮に価格をテキトウに9あたりに設定してみると、

売り:指値9以下 買い:指値9以上

の注文が対象になるから、数えると売りが33もあるのに買いが6しかない。

これでは約定できない注文が多く発生してしまうので、

価格はもっと下が正解かな?ということになる。 


最も多く約定させられる価格とは、

買いは高いほうから順に・売りは安いほうから順に注文数を累計していき、

累計数の不等号が反転する点の価格が目安となる。

仮にこの価格に設定してみたとき、


成行の売買注文がすべて約定する

②設定価格より安い売り・高い買いがすべて約定する

指値が設定価格の売り・買いどちらかの注文がすべて約定する


この三つの条件を満たしていればその価格が適正とされ、

始値として発表される。


だからこの場合は、


売り注文数(累計) 価格 買い注文数(累計) 不等号

成行(買)

8(41) 10 3(3) >

10(33) 9 3(6) >

8(23) 8 6(12) >

7(15) 7 8(20) <

8(8) 6 8(28) <

成行(売)


不等号が反転しているのは7と8の間だから、7か8が適正価格となる。

とはいえ価格8ではまだ売りが倍近くも多いので、仮に価格7として、

高い買い・安い売りから順番に相殺していくと


価格6の売りを相殺。

売り注文数 価格 買い注文数

成行(買)

8 10 3→0

10 9 3→0

8 8 6→4

7 7 8

8→0 6 8

成行(売)

「条件①成行の売買注文がすべて約定する」

「条件②設定価格より安い売り・高い買いがすべて約定する」

が成立


価格7の売りを相殺。

売り注文数 価格 買い注文数

成行(買)

8 10

10 9

8 8 4→0

7→0 7 8→5

6 8

成行(売)

「条件③指値が設定価格の売り・買いどちらかの注文がすべて約定する」

が成立


ということで、板寄せ方式にて決まった価格は7となる。


ザラバ方式

さて、発表する価格が決まったは良いが、


売り注文数 価格 買い注文数

成行(買)

8 10

10 9

8 8

7 5

6 8

成行(売)


高すぎた売り注文・安すぎた買い注文が約定されずに残った状態で一日の取引が始まる。

この宙ぶらりんの注文はいつ約定されるのか?というと、

指値より良い条件での売主・買主があらわれたときである。

もちろん現れない限りずっと約定されず、

売買注文時に定めた取引期限を過ぎれば注文は強制的にキャンセルされる。

例えばここに「成行で5株の売り」なんかが入ってくると、

最も高い買いは価格7が5株あるので、

これと約定し、株価は7のままということになる。

更に「成行で3株の売り」が来ると、

残っている価格6の買い3株ぶんと約定し、株価は6となる。


ザラバ方式とはこのように、

価格優先の原則に従って約定できる注文から順番に約定し(時間優先の原則)

その都度株価を決めて発表していく方式となる。


前:株式価格の決定 ② 次:特別気配と連続約定気配 序

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参考URL:

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/stock/rule/agreed.html

https://www.okasan-online.co.jp/jp/stock/beginner/study01-02.html

https://woman.mynavi.jp/lifesupport/kabu/it-determines-how-the-stock-price/



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