• 竹槍

信用取引 ④

買い建て売り建ても、借り物である以上は返済期間があるはずだ。

この返済期間は、取引の区分によって変わるようだ。


信用取引を開始するときには、

大きく分けて「制度信用取引」か「一般信用取引」かを選ばなければならない。

制度信用取引」の中には買い建てしかできないような取引もあるようだから、

この「制度信用取引」「一般信用取引」のカテゴリは

売り建て」「買い建て」よりも上位階層の概念と言える。

返済期間はというと、「制度信用取引」なら6か月、

一般信用取引」なら3年とか無期限が一般的なようだ。

https://www.smbcnikko.co.jp/products/stock/margin/knowledge/018.html

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/special/beginner/margin03.html

https://www.matsui.co.jp/service/margin/study/qa/qa_09.html


それぞれの取引についてもう少し詳しく見ていく。


制度信用取引とは、証券取引所が銘柄や品貸料を定めた取引のこと。

https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/se/J0554.html

https://www.matsui.co.jp/service/margin/study/qa/qa_09.html

https://www.smbcnikko.co.jp/products/stock/margin/knowledge/018.html


ときいて証券取引所のページへ行くと、やはりどこよりもわかりやすい解説が載っている。

https://www.jpx.co.jp/equities/trading/margin/outline/index.html


制度信用取引では証券取引所が銘柄・品貸し料証券金融会社を定め、

証券会社が投資家へ融通する現金や株式には

証券会社の保有しているもののほかにも

証券金融会社から証券会社へ融通されたものが混じる。

6か月以内に返済される保証があるからか、一般信用取引よりも金利が安いといわれる。

https://kabukiso.com/idiom/sinkin.html

https://www.smbcnikko.co.jp/products/stock/margin/knowledge/018.html

が、上にも乗せた楽天証券の金利を見てみるとどちらも変わらないので、

一般論を知ったうえでも自分の使う証券会社の規定には

よく目を通さなければならない。


制度信用取引で使える銘柄は証券取引所が選定するが、

制度信用銘柄」と「貸借銘柄」の二種類がある。

制度信用銘柄買い建てしかできないが、貸借銘柄売り建て買い建てもできる。

それぞれの銘柄には取引所の定めた基準が有り、

この基準をクリアするとそれぞれの銘柄に選定されたことになる。

https://www.jpx.co.jp/equities/trading/margin/standard/index.html

制度信用銘柄」のほうは

約定値段が決定していること、とか

上場廃止しないこと、とか

ずいぶん基本的な事柄が多いな??と思ったら、

上場銘柄のうちほぼ全部が「制度信用銘柄」として選定されているが、

貸借銘柄」として選定されているのは6割くらいだそうだ。

https://gentosha-go.com/articles/-/13514


これに対して一般信用取引は、

証券金融会社や証券取引所が干渉せず、証券会社と投資家だけの間で結ばれる契約になる。

買い建てはほぼどの銘柄にも行うことができ、

売り建てできる銘柄については証券会社が定めている。

https://www.smbcnikko.co.jp/products/stock/margin/knowledge/018.html

https://kabu.com/sp/item/shinyo/meigara/default.html


さて何回か前のノートで逆日歩について触れたことがあったが、

逆日歩とは、証券会社が機関投資家から株式を借りたときの品貸料であった。

この機関投資家の中に証券金融会社も含まれる。

一般信用取引では証券会社側が売り建て可能な株式を指定できるので、

証券会社の思いもよらない銘柄が必要になるということがないし、

万一その株式の保有高がなくなってきても指定から外せばよいだけである。

だから逆日歩が発生するのは制度信用取引を行ったときのみとなる。


一般信用取引制度信用取引をどう使い分けるのか?について、

多くのサイトで言われているのは

制度だと期間があるし逆日歩のリスクがある。

一般だと金利が高い。

ということで、一般信用取引制度信用取引に劣る点は金利の高さだけ?という話になる。

であればまず自分の使っている証券会社が

一般信用取引の金利を制度信用取引の金利と比べて

どのくらい高く定めているかに注目して、

楽天証券のケースみたいにほぼ差がないようなら

よほど一般信用取引を行ったほうがリスクが低いのではなかろうか。

金利は多少高くても算出可能だが、

逆日歩や6か月後の値段は推測しかできないのでこっちのがよほどリスクっぽい。

というわけで金利がどうのこうのいうと

一般信用取引一択じゃね?という気がしなくもないのだが、

一般信用取引では売り建て可能な銘柄が証券会社の指定したものに限られることを考えると

それ以外の銘柄を売り建てたいとなったときに制度信用取引を使うことになる、

というのが現実的なのかな。


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